ochiba

2026-09-30

落ち葉堆肥の作り方を、自治体の手引きで読み比べてみる

落ち葉堆肥の作り方について、自治体が公開している手引きを読み比べてみました。積む大きさ、水分の目安、切り返しの間隔、できるまでの期間。練馬で落ち葉遊び場を考えるうえで参考にしたことをまとめています。

葉を落とした白い木立を背景に、厚くたまった落ち葉の上とまわりに人が集まり、かがみ込んで作業しているドローイング。空は淡い黄色。落ち葉堆肥の切り返しのイメージ。

落ち葉は、放っておいてもいずれ土になります。ただ、それを1年くらいで形にしようとすると、いくつか決まりごとがあるようです。

落ち葉堆肥の作り方を調べていたら、自治体がそれぞれ手引きを公開していました。書いてあることを、そのまま並べてみます。

積む場所の大きさ

旭川市の手引きには、たて1m×よこ1m×高さ1mくらいのヤード(囲い)をつくる、と書かれていました。

北見市の手引きは、バケツを使う方法です。側面と底に、合わせて20か所くらい穴をあけるとあります。

大きく積む方法と、手元で少しつくる方法と、両方が載っていました。

水分の目安

旭川市の手引きでは、水分の目安を「軽く握って水がしみ出るくらい」としています。

切り返し(かき混ぜる)

旭川市の手引きは、秋は仕込みの3〜5日後、春は最低気温15度以上・最高気温20度以上になったころ、夏は中の落ち葉が乾いたら、としています。

北見市の手引きは、1カ月後に全体をかき混ぜ、その後は3〜4カ月に1回ほど、とあります。

二つで間隔が違います。旭川市は1m角の囲い、北見市はバケツと、前提にしている入れものの大きさが違います。

落ち葉だけか、何か足すか

北見市の手引きでは、20cmくらいの厚さに落ち葉を入れ、米ぬかまたは油かすを1〜2つかみ全体に振り入れる、とあります。

旭川市の手引きには発酵促進剤を使うと書かれていますが、製品名や量までは書かれていませんでした。

できるまでの期間

どちらの手引きも、およそ1年としています。

北見市の手引きには「約1年後に、真っ黒になりわずかに落ち葉の形が残っている程度になれば完成」とありました。

出典と確度:旭川市土木部公園みどり課「落ち葉腐葉土を作ってみよう」(自治体の一次資料)、北見市「落ち葉の腐葉土の作り方」(自治体の一次資料)。いずれも手引きの記載そのままです。

読み比べて残ったこと

二つの手引きを並べると、次のようになります。

項目旭川市北見市
入れものたて1m×よこ1m×高さ1mくらいのヤード(囲い)バケツ(側面と底に合わせて20か所くらい穴)
切り返し秋は3〜5日後、春は最低気温15度以上・最高気温20度以上のころ、夏は中が乾いたら1カ月後に全体を混ぜ、その後は3〜4カ月に1回ほど
落ち葉に足すもの発酵促進剤(製品名・量の記載なし)米ぬかまたは油かすを1〜2つかみ
できるまでおよそ1年およそ1年
  • 手引きによって幅があるのは、入れものの大きさと、切り返しの間隔
  • どちらにも共通しているのは、積んだ落ち葉を崩して混ぜる作業が何度も出てくることと、できるまでにおよそ1年かかること
  • 水分の目安は、旭川市の手引きでは数字ではなく「軽く握って水がしみ出るくらい」という手の感覚で書かれている

同じ「落ち葉堆肥の作り方」でも、入れものの大きさが変われば、書かれている手順も変わるという形の違いになっています。


関連:落ち葉遊び場とは何か/武蔵野の落ち葉堆肥農法/バイオネスト——剪定枝で編んだ囲いに、落ち葉をためる

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